登山の疲れない、疲れにくい歩き方講座

登山の疲れない、疲れにくい歩き方講座

疲れない、疲れにくい歩き方なんてあるの?登山のちょっとした心得

登山は楽しいスポーツですが、疲れすぎてヘトヘトになってしまうようでは、趣味として続けていこうという気にはなりませんよね。
もちろん、無理をせず、自分の体力に合った山を選び、適切な登山ルートを登ることも重要ですが、歩き方に気をつけると、かなり登山が楽になります。
以下に、疲れない、疲れにくい歩き方のコツを書いておきますので、参考にしてください。

 

■登山の歩き方の基本

 

まずは、街中とは違う、登山の際の基本の歩き方から説明します。
登山では、街中と違って、着地面に凹凸があるので、意識的に膝を上げて歩く必要があります。
また、着地するときは、できるだけフラットに足の裏全体で着地するようにします。
慣れないうちは、歩きにくさを感じたり、むしろ疲れやすいように感じるかもしれませんが、この歩き方のほうが安定して着地でき、バランスを取るために余分な力を使わなくて済むので、結果的に疲れにくくなります。
この歩き方には、安定性を増して、捻挫などのケガを防ぐ目的もあります。

 

歩幅は小さく、小刻みに歩きます。大股で歩くと、スリップしてバランスを崩しやすく、バランスを取るために無駄な体力を使います。

 

■体をのばして歩く

 

姿勢を正して、腰を曲げずに歩きます。
腰を曲げていると、体重を筋肉で支えることになり、疲れます。
体を一直線にするイメージで、骨で体重(+ザックの重さ)を支えるイメージを持ってください。
そして、この直線を傾けるようにして、体重を移動させて歩行します。重心を移動させながら歩くことで、余分な筋力を使わずに歩くことができます。
このとき、ストックを使って歩くと、自然に重心を前に移動させて、全身を使って歩くことができます。

 

■休憩はこまめに

 

登山の際には、休憩をこまめに取ることが疲れないコツです。
休憩は疲れてから取るよりも、「疲れる前に取る」ように心がけてください。
ただし、長時間の休憩は、体を冷やし、疲れが出るもとになります。
昼食時などを別にして、休憩は数分程度に留めておいたほうがいいでしょう。30分歩いたら3分休憩するとか、50分歩いたら5分休憩するとか、歩いた時間の10分の1くらいの休憩時間が一応の目安です。ただし、あくまでも目安ですので、あまり固く考える必要はありません。自分なりに調節してください。

 

特に、歩き始めは、ペースを上げすぎたり、長時間がんばったりしがちです。
歩き始めは意識的にペースを落として、早めに休憩を挟むようにするといいでしょう。

 

そして、休憩の際には、水分と栄養の補給をしてください。
水分は、のどが渇いたと感じる前に少しずつ取っておくのがいいでしょう。
栄養については、軽めの消化によい食材を1〜2時間おきくらいにとります。これを行動食といいます。昼食とは違うものなので、小さく握ったおにぎりや、チョコレート、飴などを昼食とは別に準備しておいてください。